夏の思い出

日に日に蒸し暑さが増してきましたね。

ハンゲショウの花も綺麗に咲いて、葉っぱも見事に半分化粧していました。

あの暑い夏がやってくるんだな~って思うと、ワクワク感もあるし、憂鬱感もあるし、、、

複雑な気分です。

さて、6月は数組のお客さんを自然の中へご案内しました。

その中に、私が仲良くしていた人と同じ会社の人がおられたのでちょっと驚きでした。

そこそこ大きい会社ですけど、その人の名前を出すと知ってるとのこと。

こんなに世界は広いのに、世間は狭いなって思いました。

私がひとりビジネスを始めてまず実感したのは、こんなにも世界は広かったんだということ。

今まで狭い範囲で生きてきたということではなく、何をするにしても無限大の可能性が広がってるからそう思ったのかもしれません。

そう思うと、やっぱりワクワク感はあります。

収入はごく僅かになってしまいましたが、頑張る原動力になっています。

この気持ちはいつまでも忘れずに大切にしたいと思ってます。

この前、久しぶりに県北の山に登ってきました。

やはり、県北の森はブナが広がってて、いい森だなって思いました。

県北の森へお客さんをご案内したいけど、交通手段が限られるので難しいかなと感じています。

旅行業法に抵触するから現地集合しかないけど、最近は車持ってない人多いですから。

山は平日ということもあり、誰ともすれ違うことがありませんでした。

下山中に、遠くからハルゼミの鳴き声が聞こえてきました。

あ~、また今年も暑い夏がやって来るんだな~と思った瞬間、夏の思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡りました。

セミの鳴き声で、一瞬にしてノスタルジックな世界に連れていかれたみたいです。

田舎に帰ったときに、祖父母に連れていってもらった川で姉と夢中になって遊んだこと。

夏休みは、幼馴染の友人と毎日ラジオ体操に行って、学校のプールに行って、それでも遊び足りずに帰りに川で遊んでたこと(その友人は、お母さんに帰りが遅いとよく怒られてた)。

家族でキャンプに行って、遊びまわる子どもたちにつき合わされ、息子は必ずケガをしていたこと。

家族で夏山に行き、たくさんの美しい風景を家族で見れたこと。

私にとって、どれもがかけがえのない宝物です。

どれもが私の心を支えている思い出です。

でも、

もうあの楽しかった日々は二度と帰ってきません。

どうあがいても、どう頑張っても帰ってくることはありません。

最近何回も思います。

人生に2回目はないんだと。

でも、だからこそ今を、そしてこれからを精一杯生きていきたいと思うのかもしれません。

山頂で夜明けを待つ登山者

子どもの頃に覚えたワクワク感、、、

そして、大人になって覚えた憂鬱感、、、

やっぱり夏はいろんな思いが詰まるんだなって。

そんなことを思いながら、静かな山を後にしました。