一年という新しい旅の始まりに

北岳はでっかかったです。
そして、テントから顔を出したときに見た富士山の景色は、一生忘れることができないでしょう。
そこには、想像を超えた景色が待ってたからです。

しかし、何で「北岳」なんてどこにでもありそうな名前を付けたんだろう。
日本で2番目に高い山なのに、、、
調べてみると、「北岳、間ノ岳、農鳥岳一帯の山体を白根山と呼び、その一番北にあることから北岳と呼ばれた」とのこと。
なんと単純な、、、
さらに日本で3番目に高い間ノ岳に関しては、「間にあるから」だそうだ。
それに比べ、北アルプスの山名は、なんだかイケてるような気がする。
槍ヶ岳、穂高岳、白馬岳、薬師岳に剣岳。
でも、そんな南アルプスは飾ってない感じがして、硬派な男みたいで、なんだか好きです。

毎年、初日の出を見に行きますが、その時によく北岳の日の出を思い出します。
あの時は、なんだか新しい自分の幕開けのような高揚感がありました。
開けない夜はなくて、朝は必ずやってきて、その日は昨日とは絶対に違う。
なんだか、そんな当たり前のことに気づくことが少ないような気がしてます。
自然は、そんな当たり前のことを私たちに示してくれてるのかなって思います。

私も、4月から新しい人生の幕開けを迎えます。
そこにどんな景色が待っているのか、楽しみな気持ちと不安な気持ちが行ったり来たりしてます。
でも、、、
少しづつでもいいから、歩いていこうって思ってます。
あれこれ考えるより、前を向いて、顔を上げて歩いていこうって思ってます。

例えそれが遠回りになったとしても。
例えそれが後退になったとしても。