ベニドウダンとイワカガミ、そして絶景に出会える窓ヶ山と向山

窓ヶ山は広島市の佐伯区と安佐南区の境界に位置する山で、その標高は710.8m。

向山も同様の境界に位置する山で、標高は665.6m。

広島市の中では中位の標高の山です。

窓ヶ山の山頂は2峰に分かれ西峰と東峰があり、三角点は西峰にあります。

私が持っている本では、西峰の標高は711.4mなので、なんと60cmも縮んでいることになります。

やはり、花崗岩質の山なので浸食しやすいということですかね?

ただ、三倉岳は20cmしか縮んでいないので別の要因も影響しているのかもしれません。

窓ヶ山西峰
西峰からの眺めもいい

三倉岳同様に岩稜の山で、2つある峰(東峰・西峰)の鞍部はキレットのようなので、この山名がついたとのこと。

どういうこと?とお思いでしょうが、キレットは別名「窓」とも呼ばれているのです。

ただ、「芸藩通志」には迷う(まどう)から窓になった説も記されています。確かにキレットと呼ぶには少々物足りない感じはします。キレットは漢字で「切戸」と書くように、通常の尾根よりも細く、断崖絶壁もあり深く切り落ちているような鞍部のこと。難易度が高いイメージですが、歩いてみると分かります。全然危険ではありません。普通に歩けるルートがあるのでこれがキレット?と思わないでもないです。三倉岳のほうがまだキレット感はあります。

そんな窓ヶ山ですが、頂上部や山肌には花崗岩の露岩が多く、主要な岩には名前が付けられています。

東峰頂上のテーブル上の岩は八畳岩、キレットの岩は窓岩、西峰直下にはおんな岩があります。おとこ岩もあると記されていますが、どこにあるのか今では分かりません。他にも坊主岩、鷲瀧の岩名が記されていますが、さてはて、一体どこにあるのやら?

窓ヶ山おんな岩からの眺め
おんな岩からの眺め、圧巻

さて、そんな窓ヶ山ですが、露岩が多いことから抜群の展望が望める箇所がたくさんあります。北方向には展望が望めませんが、広島湾に向かってはこれより高い山はないのでまさに絶景です。東峰頂上の八畳岩もいいですが、東峰と西峰の間にある露岩からの展望のほうが絶景です。岩に登るために脚立が置かれている箇所もあったりします。さらに、向山の山頂手前にある奥原の展望地は圧巻のひと言。

窓ヶ山東峰
東峰山頂、景色がいい
脚立が置かれた露岩
脚立が置かれた露岩

窓ヶ山に登ったら、ぜひ向山まで足を延ばしてみることをおすすめします。

奥原の展望岩
奥原の展望岩からの眺め
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登山口

窓ヶ山の登山口は、魚切や白川、憩いの森があります。魚切や白川には駐車場がないので、五日市駅から湯来方面の広電バスに乗れば下山口も替えられるので便利です。ただ、憩いの森へは自家用車で行くしかありません。

窓ヶ山登山ルート図
地理院地図(ベースマップ)を元に作成したもの

一方、向山は藤の木団地や上奥畑、こころ団地があるそうで、藤の木団地やこころの団地にはバスが来ているのでバス利用はできそうです。

登山ルート

白川から中国自然歩道を歩き、窓ヶ山の西峰、東峰を踏み、向山まで歩きこころ団地へ降りるとかなりの距離を歩くことが可能です。一度歩いてみたいのですが、なかなかできていません。

一方、のんびり歩きたいのであれば、憩いの森の第2駐車場に車を止めて、窓ヶ山の両峰を踏んで向山まで歩き、帰りは仏峠まで戻り林道を歩けば第2駐車場へ帰って来られます。

窓ヶ山案内図

向山まで行かなくても、憩いの森から窓ヶ山の両峰の往復だけでも十分満足です。初心者でも難なく歩くことができるでしょう。この場合は、第1駐車場に止め中央登山道か北登山道を往復するといいです。この憩いの森から窓ヶ山までのルートは綺麗に整備され、高速道路並みに快適な道です。以前はなかった案内板が随所にあり、道標も綺麗になっていました。道標には以前はなかった?「北登山道」なるものも出現しており、地元の人がよく登っている証かもしれません。

第1駐車場からの往復だけでは物足りなさそうであれば、第2駐車場へ止めて、中央登山口まで車道を歩き、中央登山口から中央登山道を登るのではなく北登山道を登り、2つの峰を踏んで引き返し、南登山口へ降りるといいです。逆ルートでもいいです。この南登山道がいい感じのトレイルとなっています。案内図にも「植物研究路」となっています。

一方、向山への道は、お世辞にも快適な道とは言えないので、ある程度の覚悟が必要です。

5月下旬にはベニドウダンがたくさん咲き、北登山道にはイワカガミがたくさん咲いています。景色も抜群です。ぜひ登ってみてください。爽快な気分が味わえます。あ!ご来光や夕景・夜景も綺麗なのかなぁ。でも、ひとりだと怖いな。

ベニドウダン

※注意事項
登山ルート等の内容については、誤解や虚偽のないものであるよう努めていますが、経年変化や、災害による一時的な変化によって、記載された状況が変わっていたり、解釈に見解の相違が生じたりすることがあります。山行の際には、ご自身でも最新の情報を収集してください。

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