ず~っと勘違いしてました、干満岩。
鉢のようにくり抜いた岩があって、それが干満岩だと思ってました。
だって、いつ見ても水が張ってるから。
「あ~ この水位が潮の満ち引きと連動してるんだ」と。ずっと…。
本当の干満岩は、奥にある大岩とのことでした。
確かに看板には矢印がありました。
「岩穴の水は、満潮の時には溢れ、干潮の時には乾く」と案内板には書かれています。
確かに、水が溢れた跡がついてました。穴の奥行きは約27cmあるそうです。
この干満岩は弥山七不思議のひとつ。他の六つも調べてみましたが、この干満岩はズバ抜けて不思議なものだと思いました。
大日堂から弥山山頂を目指して登っていると、山頂の手前にあります。山頂へ行かれる際は寄ってみてください。
岩は中粒斑状の花崗岩。上下に小さな晶洞が並んでいるので、この穴も晶洞の一つなのでしょう。
この穴のある岩肌の面がいい塩梅に傾斜しているので、雨が降ると穴に流れ込んでくる。そして、穴の中の水は蒸発しにくい。ただそれだけのことなのかもしれません。
ちなみに、よく晴れた日の干潮時、満潮時に穴の中を覗いてみましたが、水位は変わっていませんでした。
まあ、こういった類のものはあまり科学的に検証しないほうがいいのでしょうね。
しかし、、、
あの手前にある鉢にもいつも水が張っている。
干上がってるのを見たことがない。
誰かが水を入れに来てるのだろうか・・・