宮島で「しゃもじ」が有名なわけ

宮島といえば?
「厳島神社」ですよね。多くの人が訪れる場所で「宮島」に行くというよりは「厳島神社」に行くという人がほとんどなのかもしれません。そして、大鳥居を見る。
なので、本当は「厳島神社といえば?」なのかもしれません。
厳島神社は知っているけど、宮島は知らないっていう人が多いような気がします。

宮島といえば?
他には「もみじまんじゅう」や「鹿」、そして「しゃもじ」です。
この「しゃもじ」は、江戸時代の僧侶誓真(せいしん)さんが考案したと伝えられています。
当時の宮島にはこれといったみやげ物がなかったため、弁財天の持つ琵琶にヒントを得て製作したとのこと。これを島民に教えたのがはじまりとされています。

一般的には「しゃもじ」と言いますが、宮島では「杓子(しゃくし)」と言います。

明治時代に入るといろんな戦争が始まりますが、兵士が出征する際に「敵を召捕る(飯取る)」という言葉に掛けて持ち帰ったことから全国に知られるようになりました。
そして、戦争に行く者が「しゃもじ」に祈願して戦の神である厳島神社に奉納するようになったのです。そのしゃもじは千畳閣(豊国神社)の柱に飾られていたとのこと。千畳閣の柱が傷だらけの理由がここにあるんですね。
宮島のしゃもじは、戦争が有名にしたのかもしれません。

近代になると高校野球の夏の甲子園、広島商業の応援席ではみんな「しゃもじ」を打ち鳴らしていました。
子どもながら「なぜしゃもじ?」と思っていましたが、そこにこんな理由があったのですね。

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また、「幸せをすくいとる」といわれることもあるそうで、どちらにしても縁起の良いものとされています。食べ物以外のおみやげにいいのかもしれませんね。
確かに宮島の店には必ずこのしゃもじが置いてあります。

宮島大杓子
世界一の大杓子

さて、そんなしゃもじですが、本来のしゃもじとしての評価も高いらしいです。
飯粒がつきにくく、木の匂いがご飯に移らず、また熱によって変形しないとのこと。
さらに、バランスをとるように、また手に馴染みやすいように工夫されています。
実際に手に取って確認すると、その良さが分かるかもしれませんね。

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