縁起のよい数字といえば?
と聞かれると、「7」か「8」と答える人が多いのでしょうね?
「7」は、ラッキーセブンということで欧米から来たのですかね。
一方、「8」は漢数字にすると「八」。末広がりで縁起がよいとされてますよね。
ということで、日本人的には「8」なんでしょうね。
そんな「8」にこだわった建造物が宮島にあります。
世界遺産の嚴島神社です。
①社殿の柱間の距離「8尺」(1尺は30.3cm)
②社殿の柱間に敷かれた板の数「8枚」
③廻廊の長さ「108間」
④火焼前から大鳥居までは「88間」(1間は1.81m)
⑤拝殿から大鳥居までは「108間」
といった感じです。
誰かがこの「八」にこだわったのか、偶然こうなったのか、真相はわかってないとのことです。
嚴島神社で板の数を数えてる人を見かけたら…
「あ!この人も知ってるんだ」と思い、温かい目で見守ってあげてください😄
「三」という数字もある
日本三景の一つとされる宮島ですが、この「三」という数字が宮島ではゆかりのある数字になっています。
ひとつは、皆さんご存知の嚴島神社の御祭神が「宗像三女神」であるということ。
市杵島姫命・田心姫命・湍津姫命の三女神です。
そして、二つ目が宮島には「三鬼大権現」を祀っている場所がある島なのです。三鬼大権現とは魔羅鬼神(不動明王の化身)・追帳鬼神(虚空蔵菩薩の化身)・時眉鬼神(大日如来の化身)の三鬼神で、全国で唯一「鬼」を祀っている場所が宮島にあります。弥山中腹にある三鬼堂と大聖院の摩尼殿で祀っています。
最後の三つ目は、嚴島神社の御祭神はかつては「伊都岐島(いつきしま)大明神」でした。大鳥居の神社側の扁額にも「伊都岐島神社」と書かれているのは皆さんご存知ですよね?
その伊都岐島(いつきしま)大明神は、夫婦と子の三神です。
つまり宮島は、すべてが三神であるということ。
神の島、宮島。奥が深い・・・