広島市で登山初心者におすすめの山は、東区にある牛田山です。
初めて登山されるかたにもおすすめな山。
理由は登山口、下山口とも駅に近く、そして標高が低いわりには十分に自然を味わえるからです。
牛田山だけを登るのではなく、ぐるっと周回できるのでそちらがおすすめかな。
アップダウンの少ない稜線歩きでプチ縦走が楽しめます。
ぐるっと周回しても約6.7kmしかありませんが、初心者の方なら十二分に満足感・充実感を味わえる距離です。
右回り、左回りどちらでもいいですが、右回りだと最後に広島駅周辺でぶらぶらできます。
登山後にスイーツやお酒、グルメなんかを楽しみたい方は、右回りがおすすめです(完全に個人的趣向です)。
登山口
右回りの登山口は、アストラムラインの牛田駅から歩いて牛田総合公園の中を通ります。
山道に入る前に公園内のトイレがあるので、ここで済ませておきましょう。二葉山のトイレまでありませんから。
また、不動院や東照宮に行ってみたい方は、不動院前駅からも登ることができますので、不動院に立ち寄り牛田山を縦走し、最後は東照宮、なんて神社仏閣巡りコースにすることもできます。
プチ情報ですが、不動院には広島城主だったあの福島正則のお墓があります(実は全国の至る所にある)。
そして、金堂は広島市で唯一の国宝に指定されていて一見の価値ありです。また、「安国寺不動院」というぐらいですから、あの安国寺恵瓊が関わっています。その安国寺恵瓊のお墓もあるので、戦国時代がお好きな方は歴史ロマンを感じる場所になってます(興味のない人には何のこと?でしょうね...)。
不動院駅からの登山口は、こちらになります。トイレは途中にある公園で済ませておきましょう。
登山口の細かい情報は、広島市東区のHPに掲載されていますので、そちらを参考にしてください。
登山ルート
牛田駅からの右回りだと、まず見立山に登り、稜線を歩いて神田山、牛田山、尾長山を経由して、最後は二葉山になります。
最も標高の高い山は、牛田山で261mです。標高は低いですが、そこそこの眺望が味わえます。
まずは見立山です。牛田駅から30分程度で到着です。
見立山は、あの毛利輝元が広島城を築城する際に、城を建てる場所をどこにするかをこの場所に立って見立てたそうです。
だから、見立山と名付けられています。
その名のとおり、なかなかの眺望です。
神田山山頂には眺望はなく、緩やかにアップダウンを繰り返しながら歩きます。
道はトレイルランニングでしっかり踏み固まっていて、歩きやすいです。
多くの登山道があるため、分岐箇所も多く存在します。
時々、立ち止まって悩むことが多々あるでしょうが、遭難することはないでしょう(違う道を歩いても想定外の場所に出るだけ)。
見立山から歩くこと約50分で牛田山山頂です。
広島市中心部の景色が一望できます。
ちょっとした広場になっているので、休憩場所には最適です。
そして、牛田山から1時間ほど歩くと尾長山です。
西側方向の展望が開けています。
ここからの下りがちょっと急なので、注意して歩いてください。
一旦、住宅街に下りて、住宅街の中を歩き二葉山を目指します。住宅街に下りると、そこから二葉山までは車道歩きになります。
約20分で二葉山山頂です。背後にはあの仏舎利塔があります。
なかなか見応えのある景色です。そして、ここからの夜景がとってもきれいです。
そして、金光稲荷神社奥宮へ行き、参道を金光稲荷神社まで下りて終了となります。
一周回っても3時間程度で歩けるので、不動院や東照宮に立ち寄って、広島駅周辺でぶらぶらして帰るとそれなりに楽しめる行程となります。
そんなに「登山してます」的な格好でなくても大丈夫な山なので、ぜひ歩いてみてください。