地形図から見えてくる山の起伏|そこに地図を読む面白さがある

等高線とは、その文字のとおり「等しい高さの線」のことです。

つまり、同じ高さを結んだ線です。

じゃあ、90°の壁やオーバーハングしている壁はどう描かれている?

相当傾斜のきつい斜面はどう描かれている?

と思いますよね。

そんな不思議な思いで地形図を眺めてみるのも面白いです。

とっかかりは何でもいいと思います。

家の周りの地形図はどんなふうに描かれているのだろうか?

よく行く山の地形図はどんな感じだろうか?

ぜひ、地図を眺めてみてほしいと思います。

国土地理院のHPに地理院地図があります。

3Dで見れたり標高ごとに色分けできたりと、結構遊べます。

こうして、地形図を眺めていると、地形図に描かれているのは、地名と記号を除けば等高線だけということがわかります。

逆にいえば、等高線で山の地形(山の起伏)を表現しているということです。

山の地形を構成する要素は「ピーク」「尾根」「谷(沢)」の3つだけです。

そして、それらは等高線でどう表現されているのか?

そう思って眺めるのもありです。

また、等高線の間隔や向きで、地形の傾斜がきついのか緩いのか、斜面の方向はどちらを向いているのかが分かります。

たまには、よく行く山の地形図を見て地形を想像してみてください。

きっと、「あ~、なるほど」って思うはずです😄

ちなみに、富士山みたいな円錐の山の等高線は、どう描かれているか?

なんとなく想像できますよね。

こんな感じです。

これは、開聞岳の地形図です。

等高線の大きな円が少しずつ小さくなっていってるのがわかります。

これぐらい簡単な等高線だと頭の中で想像できますよね?!

円錐の山がこんな感じで頭の中で浮かぶと思います。

地理院タイルを元に当運営者が作成したものです。

では、逆にお椀型の山の等高線は?

韓国岳の地形図です。

お椀のように中心が低くなっており、縁が高くなっているのがわかります。

これも、頭では想像しやすいですよね?!