なぜ山に登るのか?そこにある登山の魅力と山に登る意味とは!

Web集客をしている人ならだれでもやっているSEO対策。

SEO対策とは、Googleの検索エンジンで上位に表示されるための対策ですが、ここで使うのがキーワードプランナーというやつ。

一体、どんなキーワードでみんなが検索しているかを調べるものです。

登山という言葉で調べてみると、「登山 魅力 わからない」、「登山 理解できない」というキーワードがそこそこの検索ボリュームがあり、「なぜに?」と思いました。

なぜ、多くの人がそんなことを調べようとしているのか。

「あんなにしんどい思いして何が楽しい?」「なぜ危険を冒してまで山に登る?」と多くの人が思っているのかもしれません。

「登山 魅力」、「登山 楽しむ」といったキーワードであれば全く素通りであったはずなのに、このキーワードが現れてしばらく考えてしまいました。

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山登りは辛い

山登りは、たいがい辛いししんどいです。

なんで山なんか登ってるんだろうってよく思います。

でも、辛くてしんどいくらいの山登りをしているときは、たいがい”無”になっています。

そう、頭の中はからっぽになってます。

仕事のこととか気になることを考え始めても、いつの間にか頭の中はからっぽになっています。

きっと、考える余裕がなくなるんだと思います。しんどすぎて。

時々、意識がぶっ飛んでいるのか、気が付くと「もうここまできた」と喜んだりもしてます。

学生時代のマラソン大会もそんな感じではなかったかな。

たった1時間程度だったけど、頭の中は無の状態であって、気が付くとゴールしてたみたいな感じに。

でも登山は、4時間も5時間もその「しんどさ」が続くときがあります。

その「しんどさ」が続くと、「なぜこんなことしてる」と「無」の時間が交互にやってきて、しまいには弱い自分が顔を出してきます。

負の自分というか、マイナスの自分というか、嫌な自分です。

その時に気付きます。

自分が抱いていた感情に。

登山は長時間にも及ぶスポーツです。4時間も5時間も運動するスポーツは他ではなかなかありません。しかも、運動音痴の人でも長時間できるスポーツです。

そして、スポーツでありながら、長時間に渡って弱い自分と向き合い、また無になることができるスポーツです。

山登りは辛くてしんどいですが、その先にある世界には、普段出会うことのない自分に出会えたりもするなんとも不思議なスポーツだと思ってます。

表銀座の縦走

自己との対話の場

辛くてしんどい山登りではなく、森林浴みたいにゆっくり登る山登りはまた一味違います。

自然の息吹を感じながら山の中をゆっくりと歩くと、自然から五感へ心地いい刺激を受けます。

心の中がゆったりとした気持ちになり、それがまさにリラックス効果なんだと思います。

そうやって山の中を歩いていくと、自然の中に身を置いていますが、そこは自己との対話の場になります。

そして、自分は何者で、自分は何を大切にし、これからどう生きていきたいのかという未来の自分の姿を見いだそうとします。

自然は、私たち人間を本来の姿に戻そうとしているのかもしれません。

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至極の瞬間

至極の体験とは「極度の幸福感」を伴う特に歓びに満ちた体験のことです。

私は、どちらかというと一人で山に登のが好きです。

静かな山の中をひとりで歩きたいとの想いが強いからです。

それは、先に述べた自分と向き合う時間が心地いいというのもありますが、五感を研ぎ澄ました先にある至極の瞬間を味わいたいからなんだと思います。

五感が研ぎ澄まされるとは、極度に集中していることなんだと思います。大地を踏みしめる一歩一歩に全神経を集中させる。さらに、一人だから五感のアンテナをビンビンに張ってないといけません。

そんな最中に美しさを堪能する余地はありません。けれども、そんな狭い範囲の集中は、人の意識を覚醒させます。

覚醒された意識の中では、ふとした瞬間に訪れる景色に心を揺さぶられる瞬間があります。心が震え、心が動く瞬間です。

それを言葉で表現できたらいいのでしょうけど、言葉で表現できるようなものではありません。

そして、登山を終えたときは、どんなにお金を積み上げても買うことが出来ない達成感と充実感があります。

それが、深い自然体験なんだと思ってます。

そんな体験を味わいたくて、ひとりで山に登ってる気がしてます。

紅葉の立山

最後に

山登りは、やっぱり不思議なスポーツだと思います。

長時間に渡って考えることができる場であり、自己との対話の場でもあり、新しい自分との出会いの場でもあります。

そんなことができるスポーツは他にないと思います。

登山の魅力は何か。

登山の意味は何か。

それは、きっと「自分に還れる」ことなんだと最近思ってます。

世界にたったひとつしかない、唯一無二の自分に。

そして、世界にたったひとつしかなく、一度きりしかない自分の人生に。

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