等高線の形と間隔から見えてくる山の姿

等高線はあくまで仮想の線になります。

山の中に線が引かれているわけではありません(そりゃそうだ😁)

等高線を読むとは、線そのものではなく、線の形と線の間隔が重要になります。

線の形とは、

①線が狭い範囲で丸く閉じられていれば、そこがピーク。

②高いところから低いところへ向かって凸型の等高線が連続していれば、そこは尾根。

③逆に凹型の等高線が連続していれば、そこは沢(谷)。

のことです。

山の地形を構成する要素は、「ピーク」「尾根」「沢(谷)」の3つだけです。

この3つが読めるようになると地図を眺めるのが面白くなります。

次に線の間隔とは、

①間隔が狭いと斜面の勾配がきつい

②逆に間隔が広いと勾配が緩い

の2点だけです。

上の図は、槍ヶ岳周辺の地形図です。

槍ヶ岳は周囲より格段に高いですよね。そして、山頂は狭いですけどちょっとした広場があって、でも山頂に行くには、かなりの急斜面を登りますよね。梯子や鎖場なんかもあって。

地形図を見ると、丸く閉じた等高線がたくさんあって、間隔もかなり狭いですよね。

だから、「あ~、かなり突き出た山頂なんだな」ってのがわかると思います。

3Dで見るとこんな感じです。

逆に等高線の間隔が広い場所の地形図です。

双六岳の南東側には、緩やかな勾配の尾根が続いていることがわかります。

実際にここを歩いたことがある人なら分かりますよね。

ここがなだらかであることを。

3Dで見ると、先ほどの槍ヶ岳とは一目瞭然で違うことがわかります。

双六岳の3D地形図

このように等高線の間隔で、山の傾斜を想像することができます。

皆さんも地形図を眺めてみて、いろいろ想像力を膨らませてみてください。

※記事中の地形図、3D地図は地理院地図を元に当運営者が加工したもの